「チーム千成亭」になって会社を盛り上げていきたい。
2002年入社
今は、食肉専門店部の副店長として働いています。
千成亭の製造現場は「精肉加工チーム」と「手造加工チーム」に分かれていて、私は、ハムソーセージを製造する手造加工チームを中心に、商品や人の管理業務を行っています。新商品の開発や部下育成も大切な仕事です。
高校は農業高校に通い、その後は4年制の専門学校で学びました。 実家が養豚場を営んでいるので、実家を継ぐ予定で進路を決め、勉強に力を入れていました。 専門学校では、乳牛や鶏を育てる肥育をはじめ、畜産と園芸についても一般的な知識を学びました。 牛の人工授精士の資格取得にも取り組み、実技を行う機会も少ない中でしたが無事に資格取得できました。ただ、結果として兄が実家を継ぐことになり、自分自身当初の思いとは違う進路へと進むことになりました。
専門学校の研究室では、担当の先生が手づくりソーセージを作っていました。 ある日、そのソーセージをいただいたのですが、これまで食べてきたソーセージと比べることができないくらい美味しかった。本当に衝撃でした。 ソーセージってこんなにも美味しいのか!という気持ちと、こういった美味しいモノを人に届けていきたいという感覚が芽生えました。 専門学校では農業経営に関する知識を広く学びましたが、食肉加工について更に深く学びたいと思いました。 それから1年間、別の学校で基礎から食肉加工を学びました。
実は、食肉加工を学んだ学校に、千成亭からスタッフが勉強に来ていました。 そのこともあって、会社のことや人柄については他の企業と比較しても千成亭に対して理解がありました。 就職活動は、学校側が企業を紹介してくれる仕組みで、私は食肉加工ができる環境を希望しており、紹介企業の中に千成亭がありました。 最初は近江牛を取り扱っているということや食肉加工をしているという印象しかありませんでした。 しかし、話を聞くと色んな領域で仕事をしていることを知り、面白そうだと興味をもち、最終的に入社を決めました。事前に働いている人を知っていて、会社の雰囲気が伝わっていたことも後押しになりましたね。
千成亭に入社した当初は、加工の仕事もしていましたが、百貨店での催事やお店での接客も行いました。 実際に働いてみて、思い描いていたイメージとは異なる部分もありました。 働く前のイメージは、職人さんがいて、見て学ばなければいけないというプレッシャーを感じる場所、というものでした。しかし実際は異なっていて、職人さんはとても丁寧に指導してくれました。 雰囲気も、わきあいあいとしており、働きやすいと感じました。今でも感じますが、スタッフの人柄は千成亭の強い魅力だと思います。 およそ4年でサブマネージャーとなり、チーフ・副加工長を経て、副工場長になりました。 製造計画が無駄なく実施できたり、新商品がお客様に喜んでもらえたりすることがやりがいにもなっていますね。同時に、部下の育成も含め仕事の責任について意識するようにもなりました。
入社してくれた人がすぐに辞めてしまう時期があり、部下の育成について頭を抱えた時期もありました。どうすれば分かってくれるだろう?と自問自答しました。言葉で伝えられることもありますが、加工職のような技術仕事は伝えることが難しい。時に厳しく相手に伝えることもありました。 周りが自分についてこないときに、今の自分の教え方に問題があることを自分自身で、そして周りからの声で気づくことができました。 本音でお互いがしっかりと語れる関係性を築こうと、自分から積極的に相手に話しかける機会を増やしました。相手を理解しようと、自分なりに努力をしていきました。 結果として、辞めていくスタッフも減り、自分からだけでなく相手から声をかけてくれることも増えました。今は少しずつ雰囲気の良い職場に変わってきています。
今働いている加工現場だけでなく、組織として団結して、「チーム千成亭」になって会社を盛り上げていきたいと思っています。例えば、レクレーション等で社内のスタッフ同士がコミュニケーションできる機会があれば、積極的に自分から他部署のスタッフに声かけをしたり、より交流できるアイディアを出したりしていきたいと思っています。 自分自身を含め、知識や技術は足りていないと感じるときはまだまだあります。ただ、働く中で一緒に学びあえる場所をつくっていきたいと思います。 一緒に働く仲間は、好奇心ややる気のある、元気で明るい人がいいですね。楽しくお互いに切磋琢磨していきながら、成長していきたいです。 入社してくれた仲間が、千成亭に来て「成長できた!」そう思える環境づくりをこれから皆でつくっていけるよう努力していきたいです。