がむしゃらに取り組む姿を見て、先輩が意見をくれることも
H20(2008)入社
千成亭平田店で精肉加工を担当し、チーフとして働いています。 店内で加工しているため、お客様から見える場所での加工は千成亭のなかでも小売店ならではです。ステーキなどオーダーカット商品の加工はその場で行い、お客様にお渡しします。直接お客様の反応を見られることも嬉しいですし、自分の加工した商品が目の前でお客様に届くという点は非常にやりがいがあります。最近は赤身嗜好のお客様が多く、脂部分は丁寧に加工することを意識しています。時代やお客様のニーズに合わせたサービスを提供できるよう心がけています。
実家が飲食店を営んでいたこともあり、幼少期から自分は将来料理に関わる仕事をすると決めていました。父親が、お客様のために料理をつくっている姿を見て育った影響が大きいと思います。 高校卒業後は迷うことなく調理学校へ。実家の手伝いをしてある程度は知っているつもりでいましたが、調理学校では改めて基礎から学ぶことができました。包丁を研ぐところから、調理師としての心構えなど、1年間で多くの経験ができました。 5~6名のグループでの調理実習では役割分担や、バランスを保ちながら全員が学べるような意識で取り組みました。このチームで学んだことは今の千成亭の仕事の中でも役立っているように思います。
調理学校卒業後は焼肉店に10年勤めました。ただ、BSEの発生など食肉業界全体が厳しい環境におかれたとき、新しい環境に挑戦しようと決意して、岐阜にあるレストランで働くことにしました。 職場が変わった当時は、正直なところ調理をすることすら嫌になっていた時期もありました。 ただ、自分がつくったまかない料理を「美味しい!」と笑顔で食べてくれるスタッフの姿を見て、改めて「調理することが好きだ」と再確認したことを覚えています。 およそ3年間働いた後、地元に戻って仕事をしたいと思うようになりました。そこで、千成亭のホームページを見つけ、楽しそうに働く社員の方も多く、ここで働いてみたいと思い応募をしました。
面接のときは緊張して自分が何を話したかあまり覚えていません。ただ、笑顔で頷きながら自分の話を聞いてもらったことをよく覚えています。内定をいただき、心機一転、地元の滋賀県で働く決意をしました。 入社当時に最初に感じた事は「忙しい」ということでした。 焼肉店で働いていたので、食肉の加工と調理の経験はありました。千成亭では、精肉加工の仕事を主に任されていたので、調理をすることがない分、余裕をもって臨んでいました。 しかし、多くのお客様が来店されショーケースの商品が次々と売れていく店舗です。品切れにならないよう精肉の加工を行う必要があるため、焼肉店時代とは違う仕事のペースに「こんなに忙しいのか」と入社当時は感じていました。
千成亭では、お客様へハガキを書くことを積極的に取り組んでいます。一度、私の書いたハガキを持ったお客様が来店されることがありました。その方から、私に「ハガキありがとう。また来ますね。」と言葉をかけていただきました。仕事で忙しい時期もありますが、「もっとお客様に良い商品を提供したい」「お客様とのコミュニケーションをしっかり取っていきたい」と思い、精肉の加工もお客様へのハガキも更に積極的に取り組むようになりました。
精肉加工の仕事は職人気質の方が多く、時には厳しい指導を受けることもありました。 それでも、一生懸命学ぼうと思い取り組みました。今思えば、あの時の厳しい指導はこのためだったのかと気づかされることが多いです。 それに、がむしゃらに取り組む姿を見て、先輩が意見をくれることもありました。学ぶ側の姿勢や心構えに応えてくれる環境があると思います。
今は平田店でチーフとして働いていますが、これから他の部署で働くことになっても、一緒に働く仲間から頼りにされる存在でありたいです。 お客様が喜ぶ姿をイメージしながら仕事に取り組むのはもちろん、一緒に働いている仲間が接客・販売しやすいように、加工を担当する自分たちにできることを全力でやろうと心がけています。 千成亭を今よりも明るく、活気ある職場にして、お客様へ商品以外の価値を提供したい。 エネルギッシュで前向きな方とこれからの千成亭を盛り上げ、お客様の期待を上回る価値をつくっていきたいですね。