ちょっといい話
Good for a moment story.
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千成亭別館華見 店長 板谷やよいさん

Q.
自己紹介をよろしくお願いします。
A.

板谷やよいと申します。
3年前に千成亭別館華見をオープンさせていただいて、店長をさせていただいています。

Q.
千成亭に昔からお勤めだったのですか?
A.

やっと今年の1月で丸10年になりました。最初はレストラン千成亭で勤務をしておりまして、新しく『華見』を立ち上げるということで、こちらで店長をさせて頂くことになりました。

Q.
この華見というお店の特徴は?
A.

こちらはほとんど個室ばかりでございますので、お客様にはゆっくりと近江牛を味わって頂きたいのです。隣のレストランは個室が少なかったものですから、観光シーズンになると観光の団体様がお見えになられます。一般のお客様にもゆっくりお食事していただける場所がなかったので、ここはゆっくりお部屋でお食事をお楽しみいただきたいというのが、元々できたきっかけではあったのです。

Q.
では、ゆっくりできるというのが特徴ですね。この日本庭園が心のリラックスというか。
A.

お店に入っていただいて、目でお庭を楽しみながら、近江牛を楽しんで頂きたいですね。 時々、ここの中庭を使って月に一回、多い時は2回ぐらいフルートの演奏だったりをして頂いております。ただ食べるだけではなくて、音楽を聴いて、いつもとはちょっとちがう日常を味わって頂けたらなという想いもあったりして。気持ちもゆったりと癒して頂けたらと思います。

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一階のどのお部屋からでも眺められる日本庭園。
Q.
目で楽しみ、耳で楽しむという…(笑)
A.

あらゆる五感を癒して(笑)。気持ちもゆったりと癒して頂けたらと思います。

Q.
肝心のお料理も、私食べさせてもらったんですが、全部おいしくて。
A.

特にお料理も料理長が手作りにこだわって、細かいお仕事していただいておりますので、そういう面でも他の店との違いが出せるようになればいいなと思います。

Q.
お店の入り口にも掲げている「自社で仕入れて自社で加工」という文句。安心安全を心がけての事ですか?
A.

そうですね。ちょうど私が入った1年目にBSEの問題がありまして、特に食べることですので、なによりも安全、お客様との信頼関係について会社もそういうことを心がけております。
私達も十分注意して、衛生的な手洗いの励行であったりとかいろんなことを気をつけています。

Q.
このお店、(インタビュアーも通わせて頂いて)味だけではなくスタッフさんの対応も素敵だと感じたのですが、それは板谷さんの教育の成果?(笑)
A.

(笑)やっぱりここは個室でゆっくりしていただけるので、お客様とお話する機会も頻度的には多いですし、本当にただお食事するだけではなくてスタッフとの会話も楽しんでいただいたりとか、できるかぎりの行き届いた「おもてなし」がしたいという想いはあって。
みんなにはそれをお願いしつつ私もそれに徹したいなとは思っているんですけどね。「記憶に残る」そういうお店にしたいという想いがありまして。

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カウンターではシェフと対面してお料理を楽しむことも。

大切なお席でご利用いただくことが多いので、例えばご両家の顔合わせであったりだとか、還暦のお祝いだったりとか。
そこでただ食事をするだけでなく空間を演出し、気分よく、気持ちよく、楽しくここで過ごして頂く雰囲気づくりのお手伝いをさせて頂きたいです。
ですからなるべくお客様との会話を心がけるようにスタッフの方たちにもお願いしています。

Q.
この建物は昔からレストランだったのですか?
A.

いいえ、元々ここは老舗の呉服屋を改装いたしました。
松の木や井戸や植木などで庭の雰囲気をお客様に楽しんでいただけたらと思い、スタッフの一人が手を加えさせて頂いています。

Q.
このお店を切り盛りされていてやりがいというのは、どういったところですか?
A.

レストランにいる時からそうでしたけど、お客様が「おいしかったよ」とか「またくるわね」とか言って頂いた時にはすごい嬉しいです。
それ以外にも最近思うことはお客様が、スタッフの事をほめて頂いたりするときに最近なにより嬉しいと思いますね。自分が褒められるよりもスタッフに「良くできる子やね」「よくいきとといでるね」といわれるとすごく嬉しいですね。

スタッフみんなに支えられていると語る板谷店長。
Q.
お客様にメッセージなどはありますか?
A.

ゆっくり落ち着いてお食事していただけるので、まだご存知ないお客様もたくさんいらっしゃるので、ぜひこの店を知って頂いてお客様にとって特別なお店にできるようさせて頂きます。
まず足を運んで頂きたいのが一番です。来ていただけたらきっとご満足頂けると思います。

Q.
でも今知られていない方けっこう多いですよね?彦根の人に華見すごい良いよねって言っても…。千成亭は知ってても華見は知らないっていう。
A.

そうですね。まず地元の方にとは思っているんですけどね。やっぱり良い噂は広がるのは遅いもので…。
中が見えないので、「入りづらいな」「高いのかな」と思われているのかも知れません。

Q.
例えばどんな方にお店を使って頂きたいですか?
A.

そうですね。接待はもちろんですし、お祝い事、ちょっと何か特別な時に「あそこに行ってごはん食べたいな」とか。
「彦根の隠れ家」的な使い方、「私だけが知ってる店」みたいな。それやと全然広がらないんですけどね、お店としては。(笑)

Q.
確かに、私も良い店は人にあまり教えたくないですね(笑)
A.

そうですね(笑)

Q.
では、ありがとうございます。
A.

ありがとうございました。